昭和35年(1960年)、福岡市内の薬局主・波多江嘉一郎氏から約3万冊の本が福岡県立図書館へ寄贈されました。
それが“波多江文庫”です。
父嘉兵衛氏から嘉一郎氏へと受け継がれていた膨大な蔵書は、明治〜昭和期の幅広い分野にわたっており、福岡大空襲で失われた当館の蔵書を補完する貴重なものとなっています。
この“波多江文庫”、専門書の類は少なく、現代の私たちでも読みやすいものがたくさんあります。
約百年前の本に触れて、出版当時の人々の考え方、社会状況、現代との相違点、共通点などを感じてみませんか?
そんな“波多江文庫”の一覧を当館ホームページ上でジャンル別に見る方法をご紹介します。
中には館内閲覧のみならず貸出ができるもの、またインターネット上の国立国会図書館デジタルコレクションで全文を読めるものもあります。