青少年コーナー おすすめの本

令和3年6月「雨を楽しむ」の本

投稿日時: 2021/06/04 cadmin
6月 トップ画

 九州北部は平年より20日早く梅雨入り(※1)したため、これまで以上に室内で過ごすことが多くなります。

 そこで、青少年コーナーでは、青少年向けの小説の中から「雨を楽しむ」をテーマに、タイトルに“雨”が入っている図書や、“傘”や”水”が表紙に描かれている図書、著者名に“雨”が入っている図書を集めてみました。

 さらに、カエル好きな図書館員のカエルグッズ(職員私物)と共に、カエルについての図書も展示しています。

 雨音に耳をすましながら、ぜひ、読んでみてください!



 まずは、タイトルに“雨”が入っている図書より、こちらを紹介します。

転がる空に雨は降らない 表紙


 プロサッカー選手の灰沢と、プロサッカー選手を目指す中学生の佳之野(カノヤ)。
 飛び出した灰沢の息子をカノヤの父が車ではねて死なせてしまうという、交通事故の被害者遺族と加害者家族である2人の人生が徐々に交錯し…。
 彼らのそれからの人生を、サッカーを通じて描いた作品です。


 次は、“傘”や”水”が表紙に描かれている図書の内、2冊を紹介します。

青の数学 表紙


 数学に魅入られた栢山(かやま)が出会ったのは、数学オリンピックを制した天才少女・香凛でした。
 「数学って、何?」という問いの答えを探すため、彼らはひたすらに数学と向き合い、熱くぶつかります。
 「ゴールドバッハ予想」、「フィールズ賞」など、数学に関する用語や数式が満載ですが、小説形式できちんと解説されているため、数学が苦手な人でも楽しめる青春小説です。


保健室経由かねやま本館 表紙

 新潟から東京へ引っ越したまえみは、友人関係のトラブルが原因で腹痛を起こし保健室に向かいます。
 白衣を着た“山姥”のような銀山(かねやま)先生に第二保健室を使うよう言われ休んでいると、床下から白い蒸気が湧きあがってきました!
 床下は中学生専門の湯治場につながっていましたが、そこでは大事な2つの規則があって…。


 著者名に“雨”が入っている図書からは、こちらを紹介します。

金色の笑顔 表紙


 「世間一般では不登校といわれる生活を送っている」という小麦は、祖父と母との3人で暮らしていましたが、祖父が倒れてしまいます。
 看病している小麦は、絵をある人へ届けて欲しいと病床の祖父から頼まれます。
 その絵の持つ意味とは?なぜ今頃届けることになるのか?
 そして、小麦と祖父と母が選んだ治療の方針とは…。


 最後に紹介するこちらは小説ではないですが、当館の電子書籍でも読むことができます。

雨の降る日は考える日にしよう 表紙


 幼いとき、自身が親になったとき、そして人生の後半に差し掛かったときの3度に絵本を楽しめると主張する著者が、子どもから大人まで楽しめる絵本を紹介しています。
 当館所蔵の絵本も紹介されていますので、皆さんが読んだことのある絵本を探したり、新しい絵本と出会うきっかけにしたりして、絵本を楽しむ時期を1度増やしてみませんか?

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