青少年コーナー おすすめの本

令和4年6月「友達」の本

投稿日時: 2022/06/01 福岡県立図書館

皆さんには、大切な友達はいますか?

幼馴染をはじめ、小学校、中学校、高等学校……、と進級・進学していく中で
様々な人たちに出会い、また様々な友達ができていくと思います。

実は、6月の第二日曜日(2022年は6月12日)は、「旧友の日」。
「卒業後バラバラになってしまった旧友同士が、スポーツをすることで仲間や
友達とつながるきっかけの日にしてもらう」ことを目的として制定されたそうです。
なぜ6月の第二日曜日かというと、「無二(62)の友達だったのに、ロクに(62)会わなくなるなんて悲しすぎる!」
との語呂合わせからこの日になったとのこと。
(一般社団法人日本記念日協会 ホームページより引用)(最終確認:2022年5月20日)

そこで、今回の青少年コーナー展示では、部活動関係の本や、「友達」に関する小説やお悩みについての本など、
様々な「友達」に関する本を集めました。

 今はコロナ禍ということもあり、なかなか昔の友達にも会うのが難しい日々が続きますが、この日をきっかけに昔の友達に連絡をしてみたり、
オンラインなどで友達とおしゃべりをするなど、友達と過ごす一日にしてはいかがでしょうか?



最初に紹介するのは、部活動に励む少年・少女の物語が詰まった一冊。


忠太は部活と父の特訓で野球漬けの毎日。でも密かにサッカーに憧れていて、
それを知るのは幼なじみの明日香だけ。そんな彼はある日、父の異変に気づき…。
書き下ろし1編を含む全7編を収録した青春スポーツ小説集。

その他、テニス、柔道、バスケ、ゴルフなど、様々なスポーツを愛する
少年・少女たちの抱えた悩みについて、共感しながら読める一冊です。


次に紹介するのは、今の時代の部活ならではの一冊。



 青春をかけて大好きな音楽に没頭していた吹奏楽部員たちを突如襲ったのは、
新型コロナウイルスだった。自分たちの音楽を外部に届ける機会を失ったが…。
コロナに立ち向かった吹奏楽部員たちを描いたノンフィクション短編集。 

 生活をする上では勿論、部活動でも制限がかかる状況が続く中、吹奏楽部を愛する気持ちを大切にした
5つの高校の日々がこの本の中で描かれています。
 読んでいると、今の状況に負けず、何かできないだろうかと強い気持ちが湧く、そんな一冊です。


最後に紹介するのは、「友達」について悩んでいる人へ向けた一冊。


自分の世界をもち、人に頼りきらない関係を築こう! 気の合う友だちをつくる力、気の合わない友だちともうまくつきあう力、
ひとりを楽しめる力を身につける方法を詳しく紹介。「友だち関係に対する意識改革のすすめ」の本。

 青少年担当(=本記事執筆者)も数として多くはありませんが、今も仲良くしている友達がいます。
また、皆さんと同じ中高生時代には、友達関係で悩んだこともたくさんありました。
 大人になった今、この本を読んでみても、「なるほど」と思う一冊ですので、
ぜひ「今、友達関係で悩んでいる」という方は手に取ってみてはいかがでしょうか。
 

今回紹介した本については、他の本と併せてこちらよりまとめてチェックできます。
(本館 別室)「友達の本」

 なお、本ホームページの「パーソナルサービス」では、資料のご予約ができます。ぜひ、ご利用ください。