投稿日時: 2020/09/01
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「1992年のこの日、毛利衛宇宙飛行士がスペースシャトル、エンデバー号で宇宙実験に飛び立った(※1)」ことなどから、1992年に公募により、「宇宙の日」と制定されました。
(※1 『年中行事・記念日事典』 学研辞典編集部/編 学研 P.196より引用)
また、10月4日~10月10日が「世界宇宙週間」であることから、「 「宇宙の日」と「世界宇宙週間」を含む9月初旬から10月上旬までを「『宇宙の日』ふれあい月間」としています。
そこで、青少年コーナーの9月の展示では、「宇宙」をテーマにおすすめの本を紹介します。
地球や太陽について知ることができる本や、星座について調べられる本、宇宙を題材にした小説や宇宙人について書かれた本などなど…。宇宙のように広がる本の世界へ飛び込んでみませんか?
まずは、地球や太陽について知ることができる本の紹介です。
約46億年前に誕生したと言われる地球ですが、46億年もの間にはどんなことがあったのでしょう?
この本では、月や海の誕生、バクテリアの登場から恐竜の絶滅、哺乳類の繁栄からヒトの進化まで、それらが起きた時代ごとにイメージ図や写真を交えて、分かりやすく解説しています。
「太陽系のすべての質量の99.86%を独占する、ずば抜けて大きく重い星(P.8)」である太陽について、科学的な情報はもちろん、太陽と神話や暦との関係、地球への影響についてなど、太陽について様々な視点で考察した1冊です。
酸素のない宇宙で、なぜ、太陽は燃え続けていられるのか、あなたは説明することができますか?
次に紹介するのは、星空や星座についての本です。本を読んだ後は、夜空を見上げてみませんか?
「ふたご座」や「いて座」などの星座占いにも使われている12星座、なんとなくイメージできそうな「ぼうえんきょう座」や「カメレオン座」、まったく想像もつかない「エリダヌズ座」や「レチクル座」など、様々な星座について、その由来や探し方などを解説しています。
スマートフォンでもデジタル一眼レフカメラでも素敵な星空を楽しく撮影できるよう、撮影に必要なものや服装から、シャッタースピードや絞りといった撮影の知識まで幅広く解説しています。
また、ブレやピントのズレなど、起こりやすい失敗例とその原因、気を付けることなども記載されており、星空撮影初心者にも分かりやすい1冊です。
続いて紹介するのは、宇宙を題材にした小説です。
壮大な物語が展開しそうですが、主人公の国吉は留年の危機を迎えているただの高校一年生です。
そんな彼が出会ったのは「火星から帰ってきた」と言い、クラスで孤立している佐伯さん。2人が過ごす日々は夢なのか現実なのか…。
『放課後ひとり同盟』や『友情だねって感動してよ』などを書いた青春小説の名手が紡ぐ、面白くも感動する少し不思議な物語です。
最後に紹介するのは、宇宙人についての1冊です。
公開望遠鏡としては世界最大級を誇る「なゆた望遠鏡」では、一般の人でも120億光年も離れた宇宙を見ることができます。
ひきこもりであった少年が夢を追い続けてたどり着いたのは、「なゆた望遠鏡」のある西はりま天文台でした。
そこで天文科学専門員として働く著者は、いつから宇宙に惹かれ、なぜ宇宙人を探してるのでしょうか?
地球外知的生命探査(SETI)の第一人者が明かすこれまでとこれから。夢の叶え方や読者へのメッセージ。そしてついに…!?
別室では、図書の展示だけでなく、宇宙に関する写真や宇宙航空研究開発機構(JAXA)のパンフレットの一部も併せて展示しています。
なお、これらについては、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のWebサイトにて閲覧・ダウンロードすることもできます。下記より、JAXAの各ページに遷移します。今回紹介した本については、他の本と併せてこちらよりまとめてチェックできます。
→(本館 別室) 「宇宙」の本