投稿日時: 2021/02/02
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1872(明治5)年2月21日に、「日本初の日刊新聞「東京日日新聞」(現在の毎日新聞)が創刊」されました。そのため、毎年2月21日は「日刊新聞創刊の日」と定められています。
(※「 」内は『すぐに役立つ366日記念日事 第3版』 加瀬 清志/著,日本記念日協会/編 創元社 P.38より引用) そこで、青少年コーナーの2月の展示では、「新聞」をテーマにおすすめの本を紹介します。
新聞についての図書や、新聞記者が書いた図書を展示しています。
また、学力進路コーナーに配架している本の中から、記者になるための方法が書かれた本も併せて展示しています。
まずは、ドラマにもなった『校閲ガール』で知った人もいるかもしれませんが、誤字脱字などを厳しくチェックする校閲者が書いた本の紹介です。
『校閲記者の目』でも話題になった毎日新聞の校閲者が書いた本です。
漢字とかなの使い分けや、外来語の表記の仕方、日常で出くわした不思議な日本語など、文字や言葉に関する様々な事柄について、218編のエッセイがまとめられています。
こちらは、読売新聞の校閲者が書いた1冊です。
“形”と“型”(かた)の使い分けや、“電器”と“電機”(でんき)の違いなど、同音異義語について、50音順に紹介しており、巻末には索引も掲載されています。
“辞典”と“事典”(じてん)の違いを、きちんと説明できますか?
続いては、記者の仕事について書かれた本を紹介します。
本を開いてすぐ「フリーターから開く、“記者・ライター”への道」というフローチャートが掲載されているように、新聞記者やライターになるための方法を分かりやすく解説しています。
また、記者やライターになった後のキャリアについてや私生活、収入についても書かれており、進路を考える際にもおすすめです。
次に紹介するのは、高校生の新聞委員が書いた記事や、新聞記者との対談がまとめられた1冊です。
第1部では、「原発問題」、「ジェンダー格差」、「ゆとり教育」の3つの社会的課題について、取材から執筆までを行っており、第2部では、北海道新聞の記者を交えて座談会を行っています。
座談会の中では、学校新聞を取り巻く環境や、彼らが新聞にこだわる理由なども書かれているので、読了後は新聞についての見かたが変わるかもしれません。
最後に紹介するのは、新聞記者を題材にした小説です。
新都新聞社の50周年企画で、地域の小学生の中から、夏の期間だけの特派員記者を募集するという「夏の記者」企画。
「夏の記者」に選ばれた佳代でしたが、記事が採用されず「新聞なんてのはやっぱり読むものよ。つくるもんじゃないのよ」と後悔してしまいます。
そんな佳代が目撃したのは、スポーツ施設のガラス扉にレンガが投げつけられた事件でした。真相を知りたいと調べ始める佳代でしたが、新都新聞の加藤記者に取材を辞めるように言われてしまい…
今回は、新聞に関する本を紹介したのですが、青少年コーナー入口の展示場には、青少年コーナーに関する記事を掲載した新聞風ポスターや、令和2年10月18日の産経新聞の14面「学ぼう産経新聞(外部サイト)」の記事「新聞はどうやってできるの?」も併せて展示していますので、そちらもぜひ、ご覧ください。
なお、新聞風ポスターについては、こちらより確認できます。
今回紹介した本については、他の本と併せてこちらよりまとめてチェックできます。
→(本館 別室) 「新聞」の本