青少年コーナー　おすすめの本

　１月1０日は、２０１８年に映画・『伊藤くんA to E』の公開直前イベントが行われた際に、語呂合わせで「“伊藤くんの日”として記念日協会に正式認定(※1)」されました。

　そこで、今回の青少年コーナーの展示では、登場人物に「いとうくん・いとうさん」が出てくる小説や、「いとうくん・いとうさん」が書いた本、翻訳した本、イラストを描いた本を集め、小説は別室入口(ＹＡ展示コーナー)で、小説以外の図書については別室入って正面の棚(別室展示１)でそれぞれ展示しています。　

　いとうくんやいとうさんはもちろん、他の名前の方ももちろん借りられますので、ぜひ、読んでみてください！

　まずは、記念日の元となった映画の原作本です。

　「今日店に来たどの男性客よりお洒落だ」、「整った容姿」、「イケメン」など、色々な言葉で容姿を褒められる“伊藤くん”。

　そんな彼に振り回されるのは、デパートの店員や学習塾のバイト、脚本家など５人の女性。

　様々な環境で伊藤くんと関わり、それぞれの思いを抱えた彼女たちが成長していく物語です。

　続いては、実在した棋士とタイムスリップを融合した作品です。

　江戸時代の棋士・伊藤印達は、呉服屋に小袖と羽織を引き取りに川沿いの道を歩いていると、ならず者２人に襲われてしまい、追い込まれた印達は水面に向かって飛び込みます。

　次に目を開けると、そこはどうやら印達が知っている江戸ではないようで…

　棋譜も掲載されており、将棋が好きな人にも、これから覚えたい人にもおすすめの作品です。

　次は、フルート奏者の伊藤君が出てくる３部作を紹介します。

　「発語能力があって音楽家でないのは一族のうち両親だけ」という環境で育った津島サトルは、チェロを学ぶために高校の音楽科へ進学します。

　女子の比率が多い高校ですが、同じ学科でフルートを学ぶ男子の伊藤慧と出会います。

　２人の友情や同級生への恋、ある人との辛い別れ…高校３年間がぎゅっと濃縮された青春小説です！

　最後に紹介するのは、いとうさんが書いた小説です。

　大学生の灰原巧は、ひょんなことからフリーの家庭教師をすることとなります。

　中学受験や高校受験のためだけでなく、怪我や不登校、いじめなど、子どもたちが抱える悩みや問題に向かい合う灰原を通して、生きることを再考させられます。

　動画投稿サイトの「歌ってみた」で人気のシンガーソングライターのデビュー作です！

　今回紹介した本については、他の本と併せてこちらよりまとめてチェックできます。

　なお、本ホームページの「パーソナルサービス」では、資料のご予約ができます。ぜひ、ご利用ください。

令和４年１月「いとうくん・いとうさん」の本