青少年コーナー おすすめの本

令和4年8月「この謎とける?ミステリーの本」

投稿日時: 2022/07/27 cadmin

小説、漫画、アニメ、ドラマ、舞台……
物語の世界において「ミステリー」や「推理もの」といった作品は
大人から子どもまで愛されている人気ジャンルの一つです。
皆さんも、好きなミステリー作品があるかと思います。

また、中高生の皆さんでも名前は聞いたことがあるかもしれない『松本清張』氏。
2022年はそんな日本の推理小説を語る上で外せない作家松本清張氏 没後30年の年になります。
また、北九州市出身で、作品内には福岡県の場所が登場したりすることもあり、私たちにも馴染み深い作家の一人です。

夏休みに入り、勉強や部活、普段はできない体験をするなど
中高生の皆さんは忙しい時期かと思います。

しかし、せっかくの夏休みです。
謎解きをしながらの読書を楽しんでみてはいかがでしょうか?



最初に紹介するのは、今年没後30年という節目を迎える
松本清張を知りたい中高生へ向けた一冊。


松本清張作品を中高生が読むのは少し難しいかと思います。
しかし、この一冊を読むと、彼がどのような人生を歩み、どのような作品を作り出したかを知る事ができます。
実際に作品を読んでみる前の一歩として、こちらを読んでみてはいかがでしょうか。


次に紹介するのは、高校生が主人公のミステリー小説。


雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。
開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。
でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう――。

ミステリーでは定番である「密室」ですが、最後は予想もしていなかった衝撃的な真実に驚かされます。
上下巻なので、じっくりと時間をかけて読める作品です。


最後に紹介するのは、人気作家が選ぶミステリー集。


古今東西の作品から選んだミステリー短編集。アガサ・クリスティ「火曜ナイトクラブ」、
コナン・ドイル「赤髪連盟」、宮部みゆき「師走の客」、江戸川乱歩「D坂の殺人事件」など6編を収録。

「ミステリーは長編のイメージがある……」
と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、こちらは短編集なので、手軽に読むことができます。
収録作品が面白いこともさることながら、冒頭の選者からのメッセージも大変読み応えがある一冊です。



今回紹介した本については、他の本と併せてこちらよりまとめてチェックできます。
(本館 別室)「この謎とける?ミステリーの本」

 なお、本ホームページの「パーソナルサービス」では、資料のご予約ができます。ぜひ、ご利用ください。