投稿日時: 2019/10/25
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(※ビブリオバトルのイメージです。もちろん、本で叩いてはいけません)
今夏の福岡地区生徒図書委員合同研修会ではビブリオバトルが開催されました。
高校生図書委員の皆さんがそれぞれの「推し本」を紹介、いずれ劣らぬ魅力的な本ばかりでしたが、ビブリオ「バトル」であるだけに勝敗が決まります。
参加者(バトラー)による人気投票で第1次・第2次の予選を勝ち抜いた、「ブロック・チャンプ本」が以下の4作です。
(※ビブリオバトル決勝は、台風のため中止となりました) 樽に短い手足と尻尾をつけたような姿で群れを成し、機械的に人を狩る。それが人類の敵、「ギタイ」。
ジャケット兵のキリヤ・ケイジは、初めての出撃でギタイの一匹と相討ちになり、死んだ……
と思ったら目が覚めた。夢か。今日は出撃の前日だ。いや待て。前にも一度……いや何度も似たような「死と目覚め」を経験している?!
何度も何度も「戦いと死の記憶」を重ねながら、ケイジは強くなる。いつか、ギタイを滅ぼすために……
この本、何とアメリカで映画化されました。 とある国で「チョコレート禁止法」が制定された。選挙で勝って政権を得た「健康健全党」はチョコレートどころか砂糖までも禁じてしまう。手に入るお菓子ときたら、「健全」印のひどい味のものばかり。
たまりかねた2人の少年、ハントリーとスマッジャーは雑貨屋のバビおばさんを巻き込んでチョコの密造と密売を開始する。だがそこに、政府のスパイの手が忍び寄り……
こちらは日本でアニメ映画になりました。
アニメ「チョコレート・アンダーグラウンド」(プレビュー)
1970年代の田舎町。ママチャリ(あだ名)たち男子高校生は町のあちこちで「しょーもない」イタズラをしかけて楽しんでいた。
だが今回ターゲットとなった警察の駐在さん(町に住み込みで勤務する警察官)はタダ者ではなかった。とんでもなく悪知恵が回り、ママチャリたちは見事に一杯食わされる。しかも奥さんは美人。許せない。
というわけでママチャリたちと駐在さんとの戦いの幕が切って落とされた!
インターネット発、ユーモア時々涙ありの大ヒット小説で、これまた映画化されています。
閉鎖された無人の病院にやって来た、12人の少年少女。彼らはネットを通じて集まった見知らぬ同士。ここで初めて会い、一緒に自殺するのだ。
だが何かおかしい。13人目がいるッッ
しかもそいつはすでにベッドで死んでいる!
後腐れなく、誰にも迷惑をかけることなくこの世を去るつもりが、このままじゃあ無理心中の殺人犯とされかねない。
12人は「13人目」の謎を探り始めた。
だがそれは、各自の「秘密」が明かされる道でもあったのだ……
この本は今年、映画化もされています。↑の4作を含め、バトラーたちの「推し本」のうち、福岡県立図書館が持っている本がこちら。インターネット上で予約して、県内のお近くの図書館等へ無料でお届けして受取/返却ができます。
高校生徒図書委員の皆さんのおすすめ本
以下は残念ながら当館に所蔵のない「推し本」です。
『バーナード嬢曰く。』施川 ユウキ/著 一迅社
『ニューロマンサー』ウィリアム・ギブスン/著,黒丸 尚/訳 早川書房
『この素晴らしい世界に祝福を!』暁 なつめ/著 KADOKAWA
『小説仮面ライダーディケイド 門矢士の世界〜レンズの中の箱庭〜』石ノ森 章太郎/原作,鐘弘 亜樹/著 講談社
『象と耳鳴り』恩田 陸/著 祥伝社
『死を見る僕と、明日死ぬ君の事件録』古宮 九時/著 KADOKAWA
『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』枯野 瑛/著 KADOKAWA
『アルスラーン戦記』田中 芳樹/著 光文社
『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』暁 佳奈/著 京都アニメーション
『文豪ストレイドッグス』朝霧 カフカ/著 KADOKAWA
『横浜ヴァイオリン工房のホームズ』上津 レイ/著 KADOKAWA
『薬屋のひとりごと』日向 夏/著 主婦の友社
『滑走路 歌集』萩原 慎一郎/著 KADOKAWA
『センセイ君主 映画ノベライズ』幸田 もも子/原作,せひら あやみ/著 集英社
『ロクでなし魔術講師と禁忌教典(アカシックレコード)』羊 太郎/著 KADOKAWA
『旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。』萬屋 直人/著 メディアワークス
『探偵★日暮旅人の望む物』山口 幸三郎/著 KADOKAWA
『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん』友井 羊/著 宝島社
『小説・夏目友人帳』緑川 ゆき/原作,村井 さだゆき/小説 白泉社
『はなちゃんのみそ汁』安武 信吾/著,安武 千恵/著,安武 はな/著 文藝春秋